シナリオクエスト

亀裂の痕跡(3)

アニス
こんにちは、【プレイヤー】さん!お久しぶりです!ところでこの匂いは……?
【プレイヤー】
まいど、宅配です!
アンブローシアに頼まれて、エリアス伝統料理を持ってきました。
アニス
ありがとうございます、ちょうどお腹が空いていたところだったんです。
【プレイヤー】
よかったですね。たくさん食べてください。
【プレイヤー】
(視野に漂流都市の寂しい姿が入って来る。昔ここで起きたことを思い出す。)
【プレイヤー】
(ここでの記憶は失くしてない。)
【プレイヤー】
……。
アニス
姉さんは…アンブローシアは元気ですか?
きっと元気だからこんなこともしてくれたんだと思いますけど。
【プレイヤー】
屋根の上で何かをやっているようですが、何をしてるのかはわかりません。
宅配が終わったら、ナーシャと…総長?に話してくれるみたいです。
アニス
えっ、総長と…あ、ナーシャ……あはははは。ナーシャに悪いな。一緒に来ればよかったのに…まだ拗ねてるのかな。
アニス
ごめんなさい、ちょっとバタバタしていて。
ふぅ…最近忙しいんです。
【プレイヤー】
ミュラーさんも食事もできないくらい忙しそうですね。
アニス
私もたまたま時間が空いてて食べられただけですから……。
【プレイヤー】
何かあったんですか?
アニス
前回手伝ってくださったからわかると思いますが、漂流都市は研究するものだらけなんです。ここの状況を研究して、未来のために何をするのか考える必要があります。
アニス
近頃、何だか変なモノが都市のあちこちに現れ始めたんです。
なんというか……黒い穴でした。
アニス
なんだか他の次元に繋がるドアみたいな感じなんです。
ミュラーさんや私に何とかできそうなものではなさそうなので、方法を探していたんです。
アニス
そんな時……ちょうどいいタイミングで冒険者さんが現れたわけですよ!
アニス
(アニスが瞳を輝かせながらじっと見つめてくる…夜空の星のようにキラキラしている…吸い込まれ……)
【プレイヤー】
うっ……。
【プレイヤー】
わ、わかりました!
それで、私は何をすればいいですか?
アニス
えっ、まだ何も言ってないのに。
でも、ありがとうございます!
【プレイヤー】
では、詳しい話を聞かせてください。
アニス
うーん、というか、こういうことに詳しい方の意見を聞きたいんです。
【プレイヤー】さんなら心当たりがあるんじゃないかなと思って……。
アニス
帝国の助けを待ってるだけでは不安ですし……それに、議会側には私を良く思わない方もいますし……。
アニス
それで!【プレイヤー】さんに助けていただきたいんです。
もちろん、姉さんが先に話をしていると思いますが、私からも総長とナーシャに言っておきますから。
【プレイヤー】
思い浮かぶ人がいない訳ではないですけど…とりあえず、戻ったらお話します。
アニス
ありがとうございます!
【プレイヤー】
(……サラスヴァティなら知ってるかな?)