シナリオクエスト

力を求める者(3)

ティア
星の動きが少し変わった気がしたと思ったら…あなただったのですね。
【プレイヤー】
こんにちは、ティア。
ちょっと聞いてもいいですか?今急ぎの用で人を探していて。
【プレイヤー】
身長はこのくらい…で。髪の毛は…こんな感じに後ろで縛っていて。
で…こーんな感じにちょっと目つきの悪い、生意気な感じの男の子なんですけど…。
【プレイヤー】
(身振り手振りを交えて、ウルについて説明する。)
ティア
…そんな子が一人で安息の大広間に向かうのを見かけました。
危険な場所なので入らないように止めたのですが…そのまま行ってしまいました。
ティア
顔つきや雰囲気も、なんだか普通ではない様子でした。
ティア
何だか気がかりなので、出てくるまでここで待っていようとしていたところに、ちょうど冒険者様がいらしたんです。
【プレイヤー】
安息の大広間…今はどんな状態なんですか?
ティア
まさか入るおつもりですか?
まだ死者の神…あの不吉な力が微かに残っています。
【プレイヤー】
行かなければならないんです。
約束を果たさないと……。
ティア
そうですか…仕方ありませんね。
冒険者様、少しだけ私の傍に来てくださいませんか?
ティア
(ティアが【プレイヤー】の両手を握る。しばらくすると、ティアは今まで聞いたことが無い、不思議な言葉を呟きだした。)
ティア
……。
【プレイヤー】
ティアがいた世界の言葉ですか?
ティア
はい、私達の世界の古代言語です。
私も詳しくはわからないのですが……。
ティア
私の母が…悪いことが起きないよう、祈ってくれた時の言葉です。
【プレイヤー】
ありがとうございます、ティア。
大丈夫、すぐ戻ってきます。
ティア
冒険者様、どうかお気を付けて。