シナリオクエスト

力を求める者(1)

レナハイレン
どうだ、ゆっくり休めたか?
【プレイヤー】
まぁ、それなりに。
何か話があると言っていましたが、覚えてますか?
レナハイレン
私が酒に酔って忘れているとでも言いたいのか?
まあ、いい。
話というのはだな……。
レナハイレン
君が魔法学園に行っている間に、君を探しているという人物がここを訪ねてきたんだ。
レナハイレン
短めの髪に大きな丸眼鏡が印象的だったな。
ジエンディアやイーストランドの出身の者に見えた。
レナハイレン
一見すると普通の人物だが、隠しきれていないその能力…皆が彼女を警戒していた。
レナハイレン
だが…優しい声のその奥に隠された強い意志。
我々は彼女を危険人物ではない、と判断したんだ。
【プレイヤー】
…ユランですね。
イーストランドの光の連合の盟主、剣神ジスカド様の最初の弟子です。
レナハイレン
剣神の弟子ということであれば、やはりただ者ではなさそうだな。
とにかく、アインスト様から話を伺っていたので、君の居場所を話してあげたんだ。
レナハイレン
(もしかしたら、陛下はこれも予知していたのかもしれないな……)
レナハイレン
……。
レナハイレン
君の居場所を教えてしまったことについて、不満はないのか?
【プレイヤー】
特にありません。
どうせ、個人情報なんてあるようで無い世の中ですから。
レナハイレン
……何を言ってるのかよくわからないが。
まあとにかく、そのユランという人物が君に会いに来てほしいとのことだ。
【プレイヤー】
(なんだろう…急ぎの用事なんだろうか?)
【プレイヤー】
ありがとうございます、レナハインさん。
ちょっとユランのところに行ってきます。
あっ、あまり飲みすぎないように気を付けてくださいね!
レナハイレン
ハハ…忠告ありがとう。
勅書を受け取る日までには戻って来てくれよ。