シナリオクエスト

女王陛下の伝言?

ジェイド
あっ、冒険者様!
学園は無事ですか?
【プレイヤー】
もう大丈夫です。
シエナもソレイユもいましたし。それに、ジェイドの協力がなければ取り返しのつかないことになるところでした。ありがとうございます。
【プレイヤー】
(ジェイドに学園であったことを説明した。)
ジェイド
なるほど…そんなことがあったんですね。
ジェイド
学園に古代の遺物があるということはなんとなく知っていましたが、そんな能力をもっているとは…驚きました。
ジェイド
ひとつ、気がかりなことがあります。
遺物のある学園に魔界のオーラ……あの出来事を思い出します。
【プレイヤー】
花園の話ですよね?
ジェイド
ええ。デゴスが2つの古代の遺物を利用しようとしましたよね。
魔界とこの世界を繋げるために。
ジェイド
あの時わずかな亀裂が生じ、そこから魔界のオーラが入ってきていることは紛れもない事実です。ですが、帝国を始めギルド連合、教団など様々な勢力が、定期的に亀裂を埋める作業を進めています。
【プレイヤー】
そうなんですね。
ジェイド
あくまで応急処置なので、少しもどかしいのですが。
【プレイヤー】
完璧に解決するためには、やはり……。
ジェイド
ええ、冒険者様が仕える女神様の力が必要です。
女神さまがもう少し、力を持つことができれば、自然と解決するでしょう。
【プレイヤー】
…私も、もっと頑張らないといけませんね。
ジェイド
冒険者様がいつも努力されていることは、誰もがよく知っています。
【プレイヤー】
…ありがとうございます。では、私はイーストランドに向かいます。何かやるべきことがある予感がするんです。
ジェイド
冒険者様、もし…私の力が必要になったら、遠慮なく言ってください。私達無限回廊の魔法使いがお手伝いしますので。
【プレイヤー】
そう言っていただけるだけでもありがたいです。
ジェイド
あ、大事なことを忘れていました。
【プレイヤー】
なんですか?
ジェイド
シルバーイージスでレナハイレン様が冒険者様をお待ちです。
冒険者様に渡す陛下の勅書を預かっているそうです。
【プレイヤー】
えっ!?シルバリア帝国を統治する皇帝様がですか?
ジェイド
はい、用件はわかりませんが、話を聞く必要がありそうですね。
【プレイヤー】
何のことだろう…?
【プレイヤー】
……。
【プレイヤー】
とにかく、行ってみます。
ありがとうございます、ジェイド!

レナハイレン
やあ。
久しぶりだな、【プレイヤー】。
【プレイヤー】
お久しぶりです、レナハイレンさん。
レナハイレン
君を皇城に連れて行こうとしたんだが、状況が状況で、たいぶ待たせてしまった。帝国にも色々とあってな。すまない。
レナハイレン
陛下もすまないとおっしゃっていた。
レナハイレン
そして…この状況を見ているそこの君達!
だいぶ待たせてしまったな。
そろそろ気になっていたことがわかり始めただろう。
【プレイヤー】
レナさん…いったい誰に向かって話しているんですか?
レナハイレン
いや、陛下に頼まれてね。
よくわからないが、何か特殊な事情でもあるんだろう。
【プレイヤー】
よくわかりませんが、そういうことなら仕方ありませんね。
レナハイレン
とにかく、色々と活躍しているという噂は聞いていたよ。
あれだけ探し回っていた少女は女神になったようだな?
【プレイヤー】
そうなんです、本当に色々なことがありました…。
レナハイレン
そして…ミルガンディア地域や、遥か遠くのイーストランドでも英雄になったらしいな。
レナハイレン
すごいじゃないか。
陛下が君を気にかけているのには理由があるんだな。
【プレイヤー】
それだけじゃないと思いますけど…それより、陛下の勅書を預かっていただいていると聞いたのですが。
レナハイレン
無限回廊の魔法使いから聞いたようだな。
だが、今は渡せない。
【プレイヤー】
どういうことですか?
レナハイレン
陛下から【プレイヤー】に渡すよう、お預かりしているものはあるんだが、今日はその日ではないんだ。
【プレイヤー】
その日、というと……?
レナハイレン
知っているかもしれないが、陛下は予知能力をお持ちだ。
できれば公にしたくないんだが、すでに知らない国民はいないからな。
レナハイレン
陛下の予知能力によって大陸の危機を回避することができているんだ。君が理解しているのかはわからないが、いくつかは君が解決したようだな。
【プレイヤー】
陛下にそんな能力が……すごい方ですね。
レナハイレン
そうだ。陛下なしでこの国は成り立たない。
レナハイレン
勅書を渡す時まであと少しなんだ。
それまでここで休んていたらどうだ?
経費はシルバーイージスで払うとしよう。
レナハイレン
ここのビールは最高だぞ?
都の全てのビールを飲んでみたが、ここよりうまいビールはなかった。
【プレイヤー】
ですが、私はタルタロスに向かわなくてはなりません。
もし行かなかったら大変なことに…。
レナハイレン
あぁ、それなら問題ないぞ。
【プレイヤー】
えっ?
レナハイレン
陛下がタルタロスに「面白いもの」を送ったら、すんなり許可が出たそうだ。
そして、この件は女神に関わっているということも伝えておいた。
【プレイヤー】
……。
【プレイヤー】
(なんだ。私はその面白いものより下、ってことか…?)
レナハイレン
まあ、いいじゃないか。
ルーメンでも君の滞在を歓迎しているようだ。
【プレイヤー】
ところで、イリスに関わること…って、一体何ですか?
私はただ待つことしかできないんでしょうか?
レナハイレン
陛下の命だからな。
今は待ってほしい。
【プレイヤー】
わかりました、待ちます。
どうせ、私がやるしかないことでしょうから。
レナハイレン
いいぞ。では正確にこの日、また私の前に来てくれ。あの時、陛下の勅書を伝えるよ。
ふむ…そういえば他に話すことがあった気がするんだが……。
レナハイレン
勅書を渡す時が来る前ならいつでもいい、ここに来てくれ。
その時までに思い出しておこう。
【プレイヤー】
わかりました、レナハイン。
ところで…その時が来るまで、ここでずっとビールを飲んでいるだけじゃないですよね?
レナハイレン
……なんでそれがバレたんだ。
【プレイヤー】
……。
【プレイヤー】
ふう…では、私は少し休みます。
では、また。
レナハイレン
ああ、ゆっくり休んでくれ。
レナハイレン
……。
レナハイレン
(陛下が何を考えているのかはわからないが、面白いことになりそうだ。)
レナハイレン
なんだ、もうなくなってしまったぞ。
セーラ、もう1杯頼む。