シエナ
冒険者さん！
ゼフィロス先生が元の姿に戻りました！
ありがとうございます！
【プレイヤー】
よかったです。
ところで、どうしてあんなに強力な魔法を使えるんですか？
シエナ
ゼフィロス先生は帝国魔法庁所属の要員なんです。強力な風魔法の使い手として有名なんですよ。
シエナ
魔法庁では魔法による紛争が起きないよう、各機関ごとに特別要員を派遣するのですが…ゼフィロス先生はそういう役割を持ってこと学園に来たんです。
シエナ
元々、この学園の理事長はそういう役割なのです。そのせいか、校長先生とは少しトラブルがあるようでした。
【プレイヤー】
次は魔法学園の本館ですか？
あそこにクロリス先生がいるんですね。
ソレイユ
修練場のオーラが全て学園に移動しました！
ま、待って。これは一体どういうこと？
【プレイヤー】
あの、ソレイユ…この感じ、あの時と似てる気がします。
デゴスに会った時のあの…この呪いってまさか……？
ソレイユ
そうです、【プレイヤー】様。
魔界のオーラです。ですが一体なぜ、学園に魔界のオーラが……？
ソレイユ
方法はないことはないのですが…【プレイヤー】様！
ソレイユ
ジェイドのところに行って、インペリアルゲートを作る時に使った宝石を借りて来てくださいませんか？
ソレイユ
それなら魔界の痕跡を浄化したり、消したりすることができるはずです。
ソレイユ
【プレイヤー】様、お願いしますわ。
わたくしとシエナが魔界のオーラをこの坂の外に出ないようにできる限り抑え込みますから……
【プレイヤー】
はい！すぐ行ってきます。
二人とも、気を付けて！
ソレイユ
シエナ、まずわたくし達は坂を確認してみましょう。
これ以上何かが起こらないよう……。
シエナ
先輩！あ、あの…聞きたいことがあります。
いえ、理解できないことがあります。
シエナ
魔界のオーラがここに現れた理由はなんですか？
数百年間、ジェレニス坂に魔族が現れたなんて聞いたことがありません。
ソレイユ
……これは秘密ですが、シエナだけにお教えします。
ソレイユ
わたくし達の学園には、神様の遺物のうち一つが存在します。それはウィンディシードです。今、誰かがそれを揺り動かしています。
シエナ
それで…クロリス先生の魔力が謎の力と共鳴していたのですね。それが遺物の力だとは考えつきませんでした。
ソレイユ
きっと大丈夫ですわ、シエナ。
【プレイヤー】様を信じましょう。