エレナ
コーラルシティを包む海流があるんですけど、冒険者さんが来る時は流れが変わるのか…若干揺らぐように感じます。
エレナ
そうですか？他の人はどう感じるのか少し気になりますね。今ここに入れるのは私と冒険者さんだけですから……。
エレナ
それよりもっと大切なことがありますから気にしないでください。それで、冒険者さんが持ってきてくださったのは何でしょうか♪
【プレイヤー】
できるかわかりませんが、エレナが持っている資料を見せてくれませんか？
エレナ
何をするのかはわかりませんが、楽しみです！
【プレイヤー】
ちょっと待ってくださいね。これを資料の上に載せるだけです。すると、勝手に答えを出してくれます。うまくいくかは私もわかりませんが…。
エレナ
（エレナが差し出した資料の上に「記憶の欠片」を載せる。すると、小さい光がエレナが集めた資料の中に溶け込む。）
エレナ
（エレナが資料を集めて読み始めると、慌て出した。）
エレナ
すごい…封じられていた内容が解読できます。
ええと…ふむふむ…。
エレナ
えっ……こ、これは一体？
ゴホッ、ゴホッ……
エレナ
この本は古代コーラルシティで作られたものではありません。
数十年前、アトランティスで作られたものです。
エレナ
アトランティスで何が起きたかご存知ですか？
【プレイヤー】
はい、アトランティスは誤った選択をしてしまった…。
でも、コーラルシティは古代の都市なのにどうして……。
エレナ
はい、おかしいですよね？数千年前の住民が持っていたなんて…もし時を超えて未来のものが届いたのならどうですか？
エレナ
こういうものを住民たちが持っていたということですと、オセリノ王も知らないはずありません。
エレナ
皆と友になりたかった王…女神セレスの消滅と共に消えてしまった海底都市……。
エレナ
それにこれを持っていたエイは本来普通の魚のはずなのに、謎の強化によって王の兵士になりました。
エレナ
もう少し手がかりが欲しいところですが…こういう現象について詳しい人を知りませんか？
エレナ
時間と空間に関係なく、魔法についても詳しい……
【プレイヤー】
ちょうどよい人が思い浮かびました。少し遠い場所なので時間がかかりますが……。
エレナ
はい、お待ちしております。その間私は資料を読んでいますので。
【プレイヤー】
（時間と空間……こういう話ができるのは、サイアムしかいないよね？）