リズ
(リズが本を開き、目を閉じて低い声で呪文を唱える。そうすると、リズの背中から出てきた魔法陣から光が現れて消える。)
【プレイヤー】
さすがリズとニネットは早いですね。
ニネット
早く読んでみてください。どんな遺物が冒険者さんを待っているのか気になります。
読む瞬間、冒険者さんの頭をよぎる何かがあると思います。
【プレイヤー】
(本を読む間、見たことない遺物の記憶が頭の中に流れて来る。)
リズ
ニネット…冒険者さんの言葉で思い浮かぶものはない……?
ニネット
ふむ。風の種、ウィンディシード…本で読んだ記憶があるかも……。
【プレイヤー】
ウィンディシード?それはなんですか?
リズ
…恐らく、それが次の遺物かもしれません。
…それがどこにあるのか、それがどんな役割をするのか…私たちはよくわかりませんが。
ニネット
神託でも受けたらわかるかもしれませんね。
リズ
きっと、時が訪れれば出会えるのでしょう……。
【プレイヤー】
時が…ですか。
そういえば、どこかで風が吹いてるみたいですけど……。
ニネット
風…もしかしたら遺物が冒険者さんを呼んでいるかもしれませんね。風を感じる方向に向かってみてください。何かわかるかもしれません。
【プレイヤー】
そうします。
リズ、そしてニネット。ありがとうございます。
【プレイヤー】
……さて。
どこに行けばいいんだ……?
【プレイヤー】
(どこかで風が吹いて来る。虚空海の中に引っ張られる感じがする。)