シナリオクエスト

時を待つ遺物(4)

リズ
おかえりなさい…本は見つけましたか?
【プレイヤー】
はい、見つけました。
ちょっと大変でしたが。
ニネット
冒険者さん、申し訳ありません。
【プレイヤー】
はい?
ニネット
それがですね。実は向かわれる前に言おうとしたんですが…無くなった本、実はもう1冊あるんです……。
【プレイヤー】
はっ、そうだったんですね!おかしいと思ったんですよ。本に1巻と書いてありましたから。…で、2巻はどこに?
リズ
実は……2巻も……。
リズ
精霊が…持って行ってしまいました。
ニネット
はあ…ごめんなさい。
【プレイヤー】
いえ……リズとニネットが謝る必要はないですよ。
精霊が魔力に反応するのは当たり前ですから。
リズ
顔はとても面倒くさそうですけど……。
【プレイヤー】
えっ、そんなに顔に出てました?ハハ…。
それで、精霊はその本をどこに持って行ったんですか?
リズ
もちろん…です……。
ニネット
近くの場所にいるようです。ミルガンディア地域にある怪物の木の山……。
リズ
ですが…怪物の木の山のどこにいるのかまではわからなくて……。
【プレイヤー】
思い浮かぶ方がいるんですけど、あの方に助けてもらったら、意外とすぐ見つかるかもしれません。
ニネット
それはよかったです。
リズ
…あの精霊のおじいさんですね。
【プレイヤー】
あの方をご存知なんですか?
ニネット
会ったことはありませんが、話を聞いてるので知っています。長い間ミルガンディア地方を見守っているという。
【プレイヤー】
しゃべり方にちょっと癖のある方です。
リズ
古書の記録によると…古代からの特別な精霊がそのような特別な言い回しをするみたいです……。
【プレイヤー】
(似ている精霊が思い浮かぶ。)
【プレイヤー】
あ、では本を探してきます。
今度は後から「実はもう一冊…」なんて言いませんよね?
ニネット
ふう、これで今度こそ伝えそびれたことはありません。本を持ってきていただければ1、2巻をすぐ解読します。
リズ
…私もありません。
【プレイヤー】
では行ってきます。
【プレイヤー】
(それよりこれ…なんだか超人の書を解読する時と似ているな……。)