シナリオクエスト

記憶の欠片(4)

クラトス
あなた、この間もゼナディアに来ていませんでしたか?何かあったのですか?
クラトス
また記憶を失ったとか…あ、大丈夫そうですね。
【プレイヤー】
ごめんなさい、少し考えごとをしてしまって挨拶が遅れました。
ええ、大丈夫です。
クラトス
今日はどうしたんですか?前回のようにミールが食べるじゃがいもとさつまいもを獲りに来たのですか?
【プレイヤー】
いえ、今日はアドキーナ様に頼まれて。
あなたによろしく伝えてくれ、と……。
クラトス
先輩は元気なようですね。
ところで、あなたはなぜ先輩を知ってるんですか?
【プレイヤー】
あ、それが……。
【プレイヤー】
(幻影の大地、アドリカであったことを神官クラトスに話す。)
クラトス
そうか、女神ガイア様が目覚めたようですね。そういう時期になったとは…私が生きているうちにはないと思っていたのですが。
クラトス
アドキーナ様の話をしたら、神官とシスター達が勝手に何かをするですって?そんな話、聞いたこともありませんが……。
クラトス
待ってください、シスター達?
先輩が何かを勘違いしているようですね。
クラトス
ミールがよく来てくれていますが、プレイオスで起こったことは話さないからわからないかもしれません。
【プレイヤー】
ではここにいるシスターは誰ですか…?シスターシスティナがここに……。
クラトス
何をおっしゃっているのか。
今、ゼナディアにシスターは一人もおりません。
【プレイヤー】
……。
クラトス
シスター達は神託を受けてプレイオスにある神殿に行き、それ以来行方不明です。
クラトス
魔界君主ラクスが神殿を襲撃した時、そこにいた子供達を救出してから連絡がないのです。
クラトス
そういえば、あなた……。
神官クラトス
……。
クラトス
なるほど、やっと理解できました。あなたは単純に記憶を失っているわけではないようです。時間と空間の歪曲された境界に立っているというか。
クラトス
ある種の亀裂。
クラトス
ここに来るとき、他に見たり感じたりしたことはありませんか?
【プレイヤー】
オルカ海辺にあった石塔で、セレス様の幻影を見ました。
神官クラトス
……。
クラトス
女神様ですって……?
【プレイヤー】
どうしました?
クラトス
以前お話しした通り、ゼナディアは時間の流れと空間の認識が他の場所と異なります。
クラトス
おそらくあなたの前に女神様の残影が現れたのは何かを教えてくださるためではないのでしょうか?あなたを心配をしているのは間違いない……。
【プレイヤー】
どうして私はゼナディアでだけ、こんな現象を経験するんですか?
このままでは何か大変なことでも起きるのではないでしょうか?
クラトス
それはよくわかりません。
私が助けられるのもここまでです。
クラトス
ふぅ…では、黙想の部屋にいるシムルグの所に行って、アドキーナ様の話だけをしてください。アドキーナ様のために何をすればいいのか教えてくれるでしょう。
【プレイヤー】
はい、わかりました……。
クラトス
力になれず申し訳ありません。ですが、あなたならすぐ原因がわかるでしょう。