アドキーナ
キリエを包んでいた闇が去った…。
竜の谷がここまで闇に包まれたのはいつぶりだろうか……。
【プレイヤー】
アドキーナ様、初めまして。私は……。
【プレイヤー】
(アドキーナに簡単に自己紹介をする。)
アドキーナ
女神イリス様をの加護を受ける者がこの大陸に来たと聞いたが、君か。君のおかげで竜の谷にあった闇が去ったようだ。
アドキーナ
いつか君がここに来るとは思っていた。こんなふうに会いたくはなかったのだが……。
アドキーナ
恥ずかしい限りだ。闇に染められた幻獣のせいで、主である俺が自分の領域に閉じ込められるとは……。
アドキーナ
最近デイモス教団の兵士が静かだと思っていたのに、またカーリー族と幻獣を狩りに来たようだな。
アドキーナ
彼らの力をどこかに使っているかよく分からないのが何とも怪しい。
アドキーナ
そういえば君がここを訪ねてきた理由を聞いてないな。何か用があるのか?
【プレイヤー】
(アドキーナに、超人の力を集めている事から、アドリカで道に迷った少女メヌエットの事まで話す。)
アドキーナ
待ってくれ、あの方が幻影の大地にいらっしゃるのか?記憶を失うとは…今のアドリカは危険だ。
【プレイヤー】
待ってください、メヌエットを知っているんですか?
アドキーナ
もちろんだ。急いであの方の記憶を取り戻してくれ。君にしか頼めないんだ。
アドキーナ
このままだとアドリカが危ない。
急いで記憶を取り戻してくれ。
【プレイヤー】
メヌエットはいったい何者なんですか?そして、私はどうすればいいのでしょうか?
アドキーナ
まぁ、直接会う方が早いだろう。そして君が従っているあの方を私に挨拶させてくれ。それが一番早い方法だ。
【プレイヤー】
まだイリスが持つ力が足りなくて話すのは大変かもしれません。
アドキーナ
(アドキーナが手を天に掲げる。するとどこからか清らかな風が現れ、アドキーナの手をふわりと通り抜け、【プレイヤー】の顔を撫でた。)
アドキーナ
イリス様とあの方に必要な力だ。わかりやすく「記憶の欠片」と言おう。そして俺の力の一部を君に渡した。
【プレイヤー】
ありがとうございます、アドキーナ様。
アドキーナ
イリス様とはこっちで挨拶をしておくから、君は急いであの方に会ってくれ。
【プレイヤー】
は、はい…ところで、このまま行けばいいんでしょうか?
アドキーナ
幻獣達が持っていた記憶の欠片は、既に君の手の先にある。あの方の手を握るだけで十分だ。
【プレイヤー】
(会ったことがあるみたいなのに、どうして思い出せないんだ…?)
アドキーナ
俺は幻影の大地の浄化を始める。君はまずあの方を助けてくれ。あ、そして……。
アドキーナ
こっちのことが全て終わった後、俺を訪ねてくれないか?急いではいない。君の記憶と関わる話だ。
【プレイヤー】
はい、わかりました。では行ってみます。
アドキーナ
(竜の谷を離れる【プレイヤー】の後ろ姿が消えると、アドキーナの前にイリスの姿がわずかに現れる。)
アドキーナ
初めまして、女神イリス様。セレス様とあの子にそっくりですね。
アドキーナ
セレス様が「デル」と呼び、大事にしていた存在…女神様の先祖でもある……。
イリス
ありがとうございます、アドキーナ。
彼女を覚えていたのですね…話したいことがたくさんあるのですが、少しお待ちいただけますか?
イリス
まだ幻影の大地から闇は消えていません。そして、罪人も……。