ラピデム
人間よ、わしの話が聞きたくて来たのかい？
【プレイヤー】
はい！アスマに聞いて…ラピデム様にも話を聞きに来ました。
ラピデム
君は知らないかもしれないが、精霊達はある特定な流れの影響を受けて行動するんだよ。…なぜか君の流れに影響をうけて、君に付いてきている精霊達がいるってことだ。
ラピデム
その子の話を聞いてみたら、タルタロスのシャイニックという人物も、君が何か忘れていることに気が付いているようだね。
【プレイヤー】
ええっ？知っていたのにどうして話てくれなかったんですかね？
ラピデム
君に付いている精霊達が言うには、めんどくさそうだったから…みたいだね。
【プレイヤー】
あぁ、シャイニックはもともとそういう人ですね。めんどくさいから話さなかったんだと思います。
【プレイヤー】
ますます気になってきました…みんな私のどんな表情を見て記憶を失くしたとか言ってるんですか？
ラピデム
君には分からないかな…君の表情からは少し虚しさが感じられるんだ。魔力が強い魔法使いや原初的な力を持つ者ならすぐ気が付くだろうことだ…だから話したんだ。
【プレイヤー】
虚しい表情…それが記憶が消えたことによって現れたということですか？
ラピデム
人間よ、わしには君がどんな記憶を失くしたのかはわからないが…記憶を取り戻すための力にはなれるだろう。
ラピデム
ふぉっふぉっ…わしも無駄に長い年月を生きているわけではないからね。…ところで、もしかしてサイアムという人物を知っているかね？女神様と共に旅して魔王を倒した…
【プレイヤー】
あっ、サイアム…はい、知っています。
ラピデム
夜空の星達が彼がいる場所を教えてくれた。風の精霊を送って話を聞いてみようとしたのだが…上手くいかなくてね。
ラピデム
こちらの世界にいるようだが、隠れている場所が場所だ、わしにどうにかできる領域ではなかった。
ラピデム
昔女神セレス様がおっしゃっていたのだが、記憶は時間と空間を同時に認識した時に残されるようだ。
ラピデム
もしかしたらね、サイアムがいる場所…そう、時間と空間が捩れている場所で何かが分かるのではないかと思ってね。
ラピデム
彼がいる場所に行ってみてくれ。虚しさの溢れるあの空間に。
【プレイヤー】
ありがとうございます、ラピデム様。
ラピデム
ふぉっふぉっ…精霊から信頼の刻印をもらった人間に、このくらいの力を貸してあげるのは当然のことだよ。では気を付けるのだよ、人間よ。