シナリオクエスト

精霊の信頼

ラピデム
どうやらあの子達も無事に正気を戻したみたいだな。人間よ、礼を言うぞ。
【プレイヤー】
いいえ。私にできることをしたまでですよ。
ラピデム
アルボルム…奴をどうするべきなのか悩んでいる。わしが女神様と共に戦っていた時の姿であれば解決できただろうに…。
【プレイヤー】
それって、あなたが魔王と戦っていた時の姿の話ですか?
ラピデム
そうだ。たくさんの神々が戦いによって消滅し、数多の神々がイーストランドに落下した。…精霊のわしもここに墜落し、そして死にかけていたのだよ。
ラピデム
女神ガイア様が神聖なる石と、わしの体を融合してくれたおかげで消滅を免れ、わしは生き残ることができた。
ラピデム
それなのに、女神様は元の姿で助けられなかったことを謝ってくれたんだ…そのお姿は今も鮮明に思い出すよ。…そういえば、ガイア様の目覚めの時も近いようだな。
ラピデム
目覚められたら、すぐに幻影の大地に向かわれるのだろうか…
ラピデム
ああ、岩の姿でここに縛れらているのはもどかしいものだよ。…しかし、わしはこの姿でできる事をした。長い事この山を見守って来たんだ。
【プレイヤー】
あの…昔話じゃなくて、現在の怪物の木の山の話をしていただけませんか?
ラピデム
話が長くなってすまない。異変の要因はわしにもあり…話しにくいんだ。それに、わしらの間にはまだ「信頼」が足りないんじゃないかな…?
ラピデム
「信頼」を得る為に、君は何をしてくれるかな?
【プレイヤー】
ええっと、美味しい食べ物でも持ってきましょうか?それとも何か頼み事でもありますか?
ラピデム
ふぉっふぉっ、人間よ、わしは食べ物は食べないぞ。…あぁ、そうだ、それならば精霊達から信頼の刻印を貰ってくることはできるかな?
【プレイヤー】
信頼の刻印ですか?
ラピデム
最近の精霊はわからないが、わしのような年寄りの精霊には「信頼」が必要なんだよ。
ラピデム
女神様がこのような性質に造られたんだ。すまないが理解してくれ、人間。
【プレイヤー】
仕方がないですね、分かりました。…しかし、どこに行けばいいのかな?精霊…心像世界あたりだろうか。

ハルモニア
お久しぶりです、冒険者様!
【プレイヤー】
ふふっ、お久しぶりです、ハルモニア。
ハルモニア
今日はどのような要件で心像世界に?
【プレイヤー】
それが…
【プレイヤー】
(ハルモニアに怪物の木の山でラピデムに会った話をする。)
ハルモニア
ラピデム様…とてつもない困難に立ち向かっていらっしゃるのですね。私は冒険者様を信頼していますが、私の信頼がラピデム様の基準に合うかは分かりません。
【プレイヤー】
ハルモニアは調和と安定の精霊王なのに?では、ガイスの信頼なら?
ハルモニア
ガイスの信頼も、私の信頼と同じでしょう。
ハルモニア
しかし…その基準を満たす者がいます。冒険者様もよく知っていて、ラピデム様もご存知の…
【プレイヤー】
まさか…ミール?
ハルモニア
はい、その通りです。あの子なら冒険者様のお役に立つはずです。
【プレイヤー】
ありがとうございます。
ハルモニア
そういえば、冒険者様はミールのことを気にかけていただけているようですね。主に食べ物関係で…
【プレイヤー】
あぁ、別に大したことをしたわけではありません。
ハルモニア
ふふ、あの子を可愛がってくださってありがとうございます。ミールも冒険者をお待ちしていますよ。訪ねてみてください。