シナリオクエスト

慌ただしい山の麓

ラピデム
ほほう…これは驚いた。
【プレイヤー】
…まって、これ…誰の声?
【プレイヤー】
まさか…うわああああああ、岩がしゃべってる!
ラピデム
しーっ。人間よ、静かにしてくれ。奴がまた妙な叫び声をあげるかもしれない。
【プレイヤー】
は、はい…?わ、私はしゃべる岩は初めてでして…
ラピデム
ほら、静かに、わしは精霊だよ。名前はラピデム。ところで、人間よ。君は誰かな?
【プレイヤー】
(ラピデムにここまで来た経緯を説明する。)
ラピデム
ほほう…つまり、君が新たな女神様の使いってことかな?そして奴の事を調べに来たのだね?
【プレイヤー】
はい!そうです。この怪物の木の山から、奇妙な音が聞こえると聞いて来たんです。
ラピデム
ふむ、君は確かに普通の人間ではなさそうだな。普通の人間なら、ここまで来る前に気配を感じるものだが、君が来たことにはさっきまで気が付かなかったよ。
ラピデム
それより…はぁ、人間達はここをまだ「怪物」のなんたら…などと呼んでるみたいだな。
ラピデム
まあ、確かにこの山の景観は個性的かもしれない。しかし、それは女神ガイア様が他の場所よりもこの場所に力を入れたからなのだ。
ラピデム
人間から見れば怖ろしい生き物の棲む、怖ろしい景観の場所かもしれないが…見た目だけで全てが判断できるものではない、そうだろう?姿かたちに罪は無いんだよ。
ラピデム
君の見た目だって罪じゃない。そうだろう?
【プレイヤー】
そうですよね、私の見た目だって全く罪じゃない…。ええっと…はい?
ラピデム
それはさておき、人間よ…わしの願いを一つ聞いてくれないかね?
【プレイヤー】
どんな願いですか?
ラピデム
会ったばかりで悪いが、わしは体を動かせなくてね。この付近で悪事を働く子達を代わりに君に叱ってやって欲しいんだ。
ラピデム
恐らくあの子達は、奴…アルボルムのせいで正気ではなくなっているのだろう。どうか、正気を取り戻させてやってくれないかな?
【プレイヤー】
はい、では行ってきます!