シナリオクエスト

新しい縁(5)

ティア
お帰りなさいませ、冒険者様。
【プレイヤー】
思ったより簡単に終わりましたよ。
ティア
ところで、そ何を持っていらっしゃるのですか?
【プレイヤー】
ああ、これはですね。ケイスがティアにプレゼントしたいと言っていたものです。
【プレイヤー】
海のオーラがたくさん宿っている物なんですけど、ティアの持つ魔力と反応して海の雰囲気を味わうことができそうですよ。
ティア
わぁ…綺麗です。いい人にも出会えて、このような珍しい物までいただけるなんて。
ティア
…。
【プレイヤー】
…ティア?どうしました?
ティア
いえ…亡くなった父を思い出していました。父も海を見たことがないのです。そして弟も…
【プレイヤー】
ケイスが一緒に海を散歩しようと言っていましたよ。
ティア
それは楽しみですね。本当に…ありがとうございます。
【プレイヤー】
お礼は私ではなくケイスに言ってください。私は大丈夫ですから。
ティア
私は恵まれていますね。いい人にたくさん出会えました。
【プレイヤー】
それは、ティアが良い人だからですよ。
ティア
ありがとうございます、冒険者様。冒険者様を見習って、私もこれからも頑張ります。
ティア
前にも言いましたが、ラーの王族として、できる限りの責任を尽くします。
ティア
あ、そういえばルーメンからユランという方が来ていました。
【プレイヤー】
え?ユランさんですか?
ティア
こちらの状況を直接把握することで、次に備えた計画を立てるみたいです。すぐお帰りになられましたが…
ティア
冒険者様の話もしました。渡したい物があるからルーメンに来て欲しいと…
【プレイヤー】
ふーん。なんだろう…?
ティア
行ってみてください。良い物かもしれませんよ。
【プレイヤー】
…そうですかね?では、またお会いしましょう、ティア。
ティア
ふふ、冒険者様、いつでもお待ちしています!

ユラン
いらっしゃいましたね。
【プレイヤー】
アマルーン砂漠のティアから、あなたが来ていたという話を聞きました。そしてルーメンに来てほしいと言ってたと…
ユラン
大したことではありませんが、お渡ししたいものがありまして。
ユラン
冒険者様がアマルーン砂漠の案件を解決してくださったおかげで、我々はデイモス教団の案件に集中して取り掛かることができました。
ユラン
詳細は言えませんが、師匠の意志に従い、冒険者様に、これから役に立つであろう称号をお渡ししたいと思います。
【プレイヤー】
えええ、ありがとうございます。
ユラン
あ、近いうちに師匠との会談の場を用意させていただきます。師匠から大事な話があるようです。
【プレイヤー】
はっ…はい、わかりました。
ユラン
では、了承いただいたということで、師匠にお伝えします。イリス様にも別途お伝えしますので、あまり心配しないでください。
ユラン
そして…これは請求書です。
【プレイヤー】
請求書?いったい何の…
ユラン
ビーフジャーキーです。言わなくてもわかりますよね?
【プレイヤー】
…。
ユラン
ルーメンの特産品になるのは嬉しいですが、現在の消費者がほぼひとりだけなのが気になりますね。
【プレイヤー】
あはははは、私がなんとかするので心配しないでください。
ユラン
心配しているわけではありません。…とにかくまた連絡します。これからもよろしくお願いします。
【プレイヤー】
はい、わかりました。ではお疲れさまです。はぁ、ビーフジャーキー食べすぎじゃないか…?