ティア
こんにちは、冒険者様。またお会いできましたね。
【プレイヤー】
顔色が悪そうですね。もしかして何かありましたか?
ティア
いいえ、故郷のことを思い出して…。帰る方法を探していますが、未だ方法が見つからないのです。
【プレイヤー】
ごめんなさい。イリスを手伝うことが、ティアが元の世界に戻る方法を探す一番の近道だと思うのですが…
ティア
大丈夫です。あまりご無理をなさらないでください。きっと戻る方法はありますから。気にかけてくださり、ありがとうございます。
ティア
冒険者様以外にも力を貸してくださる方がもうひとりいらっしゃいます。ケイスという方をご存じでしょうか?
【プレイヤー】
ケイス?ケイスといえば、トレジャービーチにいる考古学者のケイスですか?
ティア
はい、私も考古学者だと聞いています。プレイオス大陸で考古学を始めとした、様々な研究をして来た方のようです。
【プレイヤー】
ケイス…一体どうやってここまで来たんですか?
ティア
私も詳しいことは聞いていませんが、イーストランドの研究のために、最近ルーメンにいらっしゃったようです。
ティア
様々な場所を歩いてここにたどり着き、私にも色々な話を聞かせてくれました。私の事情も聞いていただき、力を貸してくださるということでした。
ティア
私達の世界からやって来た遺物の研究と調査を始めるはずでしたが、私とケイス様だけの力では無理でした。
【プレイヤー】
私も、中に入らなければならないのですね。
ティア
安息の大広間に資料になりそうな遺物があります。その遺物ならケイス様の研究の役に立ちそうです。
【プレイヤー】
あ、そこなら私も知っています。あまり心配しないでください。ところでケイスはどこに?
ティア
トレジャービーチに盗掘者達が増えているという報を聞き、急いで戻られました。
【プレイヤー】
仕方ありませんね。私が探して持って行きます。あまり心配しないでください。
ティア
あ、そういえば…ええと、なんでもありません。
【プレイヤー】
何か言いたい事があるんじゃないですか?
ティア
何か言おうとしたのに、忘れちゃいました。思い出したら話します。
【プレイヤー】
疲れているようですね。その件は私に任せて少し休んでください。では、行ってきます。
ティア
ありがとうございます、冒険者様。…あ、もう行っちゃった。ふふ、いつもせっかちな方…
ティア
(ティアが冒険者を見送った瞬間、目の前に眼鏡の女性が現れた。)
ユラン
…驚かせてごめんなさい。光の連合の盟主ジスカド様の弟子、ユランと申します。