シナリオクエスト

カーリー族との交流支援(3)

レイア
話はノエルから聞いた。カーリー族との交流のために物を用意したんだって?
【プレイヤー】
はい、こちらです。
レイア
ふむ…倉庫に保管しておこう。必要な時になったら、私からメルビックに渡すから心配しなくていい。
レイア
そういえば結構前だが、カーリー族のメディア様に会ったことがあるんだ。
【プレイヤー】
メディア様?どんな方なのか気になりますね。
レイア
有用な情報になるかはわからないが、話だけでも聞いてみるか?
【プレイヤー】
はい!
レイア
若い頃、私は金になることならなんでもする傭兵だった。恥ずかしい話だが、「砂漠の猛獣」というダサいあだ名があるくらいだったのさ。
レイア
仕事を終えてひとりでジュード王国に戻る途中に、私は気を失って倒れちまった。おそらくそこがタルタロス付近の幻影の大地だったんだろうね。
レイア
何の情報もない場所で倒れちまって、このまま死んじまうのかと思ったんだが…
レイア
幸いのことに、目を覚ましたらそこは動物の耳を持つ人々が住む神秘な村「カーリー」だったのさ。
レイア
そこの指導者であるメディア様の助けによって、私はすぐに回復することができ、ずいぶん早くジュード王国へと戻ることができたんだ。
レイア
本当に不思議な体験だったよ。たくさんの回復魔法を経験して来たが、あの方の力ほど純粋で綺麗で…そして強力なものは初めてだったからね。
レイア
まるで女神が現世に現れたかのような姿に思えたくらいさ。
【プレイヤー】
やはり、超人だからそのくらい強い力を持っているということではないでしょうか?
レイア
そうなんだろうな…それがもうかれこれ30年前のことさ。
レイア
あんた、交流のために仕事をしているなら、もうひとつだけ手伝わないかい?
【プレイヤー】
何でしょうか?
レイア
一冊の本を持ってきてほしい。メディア様は本が好きだが、あまりにも人里離れている村のため、読みたい本がないとおっしゃっていた。
レイア
あんたが持って来た物にメディア様が探していた本をつけて一緒に持って行けば、なおさらいいんじゃないか?
【プレイヤー】
それはどういう本ですか?
レイア
誰かの記憶を書いた本らしい。よくわからないが、遠い大陸のお姫様が作ってただで配っていた本のようだが…
レイア
知ってるか?
【プレイヤー】
(あ、その本なら…)
【プレイヤー】
わかるような気がします。
レイア
その本を読んでいるメディア様を想像するだけで嬉しくなっちまうのさ。もしその本を見つけたら、私のところに持って来ておくれ。
【プレイヤー】
わかりました。まずはその本の持ち主から確認します。持って来るのはその次で…では早速行ってきます。待っててくださいね!