シナリオクエスト

力を持つ者

ルーイン
お前…ジュード王国を救った英雄らしいじゃないか?
【プレイヤー】
英雄…というほどではありませんが、そう呼ぶ人もいるみたいですね。
ルーイン
ふん…否定はしない…か。その英雄さんがここに来たってことは俺に何か用でもあるのか?
【プレイヤー】
超人記念館で何が起きているのか教えてもらえませんか?
ルーイン
それについては話したくないのが本音なのだが…
【プレイヤー】
メルビックさんがあなたなら話してくれると言っていましたよ。
ルーイン
メルビックのやつ…仕方あるまい。そもそも俺に解決できる問題でもないしな。
ルーイン
ギルドマスターのランダインは狂ってしまった。ギルドを大きくしたいという想いがこうも拗れてしまうとはな。
ルーイン
奴は「ある力」を手に入れたようだが…それは普通の力ではなかったんだ。人間が決して手を出してはいけないもの…とでもというのか。
ルーイン
奴はその力を使ったことで、恐ろしい姿に変わってしまった。奴を止めるために、多くのギルドメンバーが向かったが…残念ながら無理だったようだ。
ルーイン
すべてはタルタロスの超人記念館で起きたことだというのに…シャイニックは何も気にする様子がない。まるで誰かが解決するのを待っているようだ。
ルーイン
ランダインの力を恐れたギルドメンバーは、あろうことか奴に忠誠を誓ったんだ。まあ、そうでない者はそのランダインの手によって死んじまったがね。
ルーイン
奴らは超人記念館の中に入っていった。そこを拠点としてタルタロスを奪い取るためにな。
【プレイヤー】
その強力な力…少し思い当たるところがあります…
ルーイン
ランダインも最初はその力に苦しみもがいていた。だが…今はそのすべてから解き放たれたかのように…怪物となってしまった。
ルーイン
頼む…お前のような英雄がここに来たのも偶然じゃないはずだ。お前ならランダインからタルタロスを守れるんだろう?
【プレイヤー】
わかりました…やれるだけのことはやってみましょう。行ってきます…超人記念館へ。
ルーイン
奴を甘く見るんじゃないぞ。十分気を付けてくれ。
【プレイヤー】
ありがとうございます。行ってきます。
ルーイン
あ!そういえば、聞きたいことがあるんだ。おい!ああ…もう行っちまったか。
ルーイン
(暗闇の中からルーインを見る気配を感じる。)
ルーイン
…。
ルーイン
そこ!盗み聞きしてるお前…何者だ?
???
…。
ルーイン
(ルーインが気配を感じた場所に近づくも、そこには誰もいない。)
ルーイン
…俺の勘違いか?怪しい気配がしたが…ランダインのせいで疲れているせいかもしれないな。
ルーイン
ん?これは…?