シナリオクエスト

状況把握

アスマ
こんにちは!どうなさいました?そんなに急いで…
【プレイヤー】
はぁはぁ、そ、それがですね…
【プレイヤー】
(アマルーン砂漠で起きたことや巨大な砂嵐に関して話す。)
アスマ
アマルーン砂漠の砂嵐…ですか?何と言う事でしょう。
【プレイヤー】
どうしました?何か悪い事でも?
アスマ
いえいえ、ただ…当分同じような力を持つ砂嵐が砂漠に出現する気配はありません。
【プレイヤー】
え…どうしてですか?
アスマ
うーん…今回の砂嵐は、異世界の闇のオーラや、イリス様の不安定な状況…そして大陸の不吉な力等々…
アスマ
様々な状況が絶妙なバランスで混じり合って発生した、特別な砂嵐だったのですよ。
【プレイヤー】
もしかして…イリスの不完全な覚醒が、異世界にも影響を与えたのですか?
アスマ
そうです。全てがその影響とは言わないまでも、少なからず影響していることは確かです。
【プレイヤー】
神…とはそういう存在なのでしょうね。
アスマ
砂嵐の話に戻りますが、冒険者様が異世界の闇の力を払ったことで、砂嵐が吹くことは無くなってしまいました。
アスマ
闇の力が消えたため、その現象自体の発生が終わってしまったのです。
アスマ
今後イリス様が偉大な女神になることができたなら、砂嵐を発生させることができるかもしれませんが…。
【プレイヤー】
全てはイリスにかかっているのか…
アスマ
そうですね…神でなければ、超人や、はるか昔に暗黒戦争でジュード王国を守った大魔法使いイクシオン様であっても難しいでしょうね。
アスマ
私どもの学派の優れた宝石細工職人が、いくら最上級の魔法石を細工したとしても、そこまでの魔力は作りだせませんし…
【プレイヤー】
超人でも無理か…だったら他に一体誰にできるというのだろう。ところでイクシオン…という方はどちらに?
アスマ
あ…イクシオン様は、数百年も昔のお方ですから…
【プレイヤー】
ああ…では、もう、イリスを信じて待つしかないですね。
アスマ
そうなりますね…。ところで【プレイヤー】様、つかぬことを伺いますが…記憶を失ったり、していませんよね?
【プレイヤー】
え?はい、記憶はしっかりしていると思いますが…あれ、何か変な事言いましたか?
アスマ
いえ、魔力の影響で記憶を失った方を見たことがあるのですが…【プレイヤー】様の表情がその方と似ていたので…変なことを聞いてごめんなさい。
【プレイヤー】
気のせいでしょう、私は大丈夫です。…念のため、ティアも見てもらった方が良いのかな?
アスマ
そうですね、その方には後程お会いしてみましょう。

ティア
冒険者様、何か分かりましたか?
【プレイヤー】
(アスマがした話をティアに伝える。)
ティア
そうなのですか…この世界の女神様はそれほど不安定な状態なのですね。
【プレイヤー】
はい。それで、しばらくはこちらの世界に留まることになりそうですが、大丈夫ですか?
ティア
私は大丈夫です。いつかは戻ることができる…その希望さえあれば十分です。
【プレイヤー】
良かった…
ティア
ふふ…冒険者様、この世界の女神様は良い方なのですね。
【プレイヤー】
ええっと…イリスの事ですか?うーん、どうなのかな…
ティア
イリス…美しい名前ですね。ふふ、冒険者様、首をかしげながらも少し笑っていらっしゃいますよ。
ティア
ありがとうございます。冒険者様に出会えて本当に良かった。
ティア
私はここに留まって、近隣の国や村に被害が出ないよう監視を続けます。ラーの王族として、せめてもの責任をとらなくては。
【プレイヤー】
私も時々会いに来ますよ!
ティア
冒険者様…ありがとうございます。また、お会いしましょうね。
ティア
(ティアは【プレイヤー】の姿が見えなくなるまで見送る。)
ティア
………
ティア
な…何?この邪悪なオーラは?
ティア
………
ティア
この世界にも死者の神と同じような存在がいるの?…そんなっ!
ジェリル
ハハハッ…さすがは王女様だ、勘が良いな。だが俺は死者の神じゃない…まあ、少しは似ているかな?
ティア
あ、あなたは?…一体どこから現れたの?
ジェリル
まぁ、そんなに震えることも、怯えることもないさ。別に危害を加えるつもりはない。
ジェリル
…ただ、聞きたいことがある。
ティア
………
ジェリル
もしかして…を知っているか?