ティア
何と感謝申し上げればいいか…冒険者様がラウナトンを討伐した後、城郭に漂っていた死者の神の闇の一部が消え去ったようです。
【プレイヤー】
うーん、確かに砂漠で感じた悪い気配が、少し薄らいだような気はしますね。
ティア
ラウナトンは、はるか昔からラーの住民たちにとって恐怖の対象でした。貪欲で人も動物も飲み込んでしまう…
ティア
それどころか、民家まで襲う始末…昔からファラオは気苦労が絶えなかったのです。ラウナトン討伐を試みたこともありましたが、上手くいかなかったと聞いています。
ティア
そのため、苦渋の決断として、罪人をラウナトンに捧げたこともあったそうです。
【プレイヤー】
うわぁ…罪人とはいえ…虫に食べられて終わる人生なんて、悲惨だなあ…
ティア
冒険者様…実は他にもお願いしたいことがあるのです。
【プレイヤー】
もしかして…。あの…良いのですか？
ティア
はい。弟は…もはや以前の心優しく、純粋な存在ではありません。…闇に浸食され、力に執着し、王国を破壊する怪物に成り果ててしまいました。
ティア
冒険者様…私の弟だからと手加減せずに、この世界を恐怖に陥れる怪物だと考えてください…お願いします。
【プレイヤー】
もう一度尋ねます…本当に良いのですね？