シナリオクエスト

砂漠調査第1弾

ティア
…来ていただけると信じておりました。
【プレイヤー】
え…と、何の話でしょう?初対面ですよね?
ティア
あ!驚かせてごめんなさい。怪しい者ではございません。
ティア
私の名前はティア。あそこに見える黄金の城…その先代のファラオの娘です。
【プレイヤー】
……
ティア
うう、警戒しておいでですか?…私は敵ではありません。あなたの力をお借りしたいのです!
【プレイヤー】
確かに敵意は感じられませんけれども…うーん…
ティア
ああ、どうしたら信じていただけるのでしょう…はっ、そうだ、この装飾品は、おそらくこちらの世界にはないはずです。
ティア
(ティアは金でできた装飾品を差し出す。)
【プレイヤー】
こ、これは!…お宝!
ティア
いかがでしょう、信じていただけますか?信じていただけなければ、さらにこれを…
【プレイヤー】
いえいえ!信じます!信じます!もう本当に、心から信じます!…ごほん、別にこのお宝を見たからじゃないですよ…
【プレイヤー】
(ま、まあ、お宝が無くても、この女性は信じてもいい気がする。)
【プレイヤー】
ありがとうございます…では、まずは私がここに来た理由からお話ししますね。
【プレイヤー】
(ティアにここに来た理由を簡単に説明する。)
ティア
ありがとうございます。では、私もここに来た経緯をお話しします。
【プレイヤー】
はい、聞かせてください。
ティア
先代のファラオである父が亡くなってから、兄弟達は王座をめぐって争いを起こしました。
ティア
力も権威もなかった私と末の弟は、ただその地獄のような日々が早く終わることを祈るしかありませんでした。
ティア
しかし、兄弟達は、厄介者と考えたのか私達の命をも狙ってきたのです。
ティア
それに気が付いた末の弟は、全てに幻滅し、絶対に頼ってはいけない力に頼ってしまったのです。
ティア
弟は…死者の神と契約を交わしてしまいました。…闇の力に支配された弟は、兄弟を手にかけ…唯一私だけを逃がしました。
ティア
その後、弟は自らファラオを名乗りました。それ以来…弟の姿は見ていません。しかし…
ティア
死者の神の持つ闇のオーラが王国を覆ってしまったのです。
【プレイヤー】
…そんなことがあったのですか。…あ、ちょっと待ってください。
【プレイヤー】
もっと話を聞きたいのですが…、近くのモンスターが邪魔ですね。…ちょっと討伐してきます!