ユラン
申し訳ございませんが、少し立て込んでいて…要点だけお話ししますね。
ユラン
それでは、申し上げます。連合は現在、イリス様を保護している状態です。それ故…
ユラン
イリス様の不完全な覚醒の影響による、様々な現象に関しては…連合に責任の一端があると考えております。
ユラン
しかし…いつまでもあのような状態のままでは、私達の仕事は増える一方です。
【プレイヤー】
(ちょっとトゲがあるな…まあ、ユラン様の気持ちも分かるけど…。)
ユラン
先日…ジュード王国の西に位置する、アマルーン砂漠で巨大な砂嵐が発生しました。
【プレイヤー】
砂漠で砂嵐…ん？それってよくある事ではないですか？
ユラン
ただの砂嵐ではございません。その砂嵐は膨大な魔力を含んでおり、アマルーン砂漠を一変させてしまったのです。
ユラン
アマルーン砂漠は、もともと「無の砂漠」と比喩されるほど、植物や生物の生きられない過酷な環境でした。
ユラン
人々や、モンスター、いかなる生物すら近づくことができない…そのような場所だったのです。
ユラン
しかし先日、砂嵐が過ぎ去った後、奇妙な建造物が突如として姿を現し…
ユラン
その近郊で、多数の生命体の存在が確認されています。
【プレイヤー】
…なんだか、少しコーラルシティの時と似た状況のようですね。
ユラン
その通りです。つきましては【プレイヤー】様に調査をお願いしたいのです。
【プレイヤー】
はい、分かりました！…ところで、もしかして、ユラン様はイリスが女神になったのは間違いだと思っているのですか？
ユラン
…何の話をされているのか、全く分かりませんね。
【プレイヤー】
(はぐらかされた…。でも、後でよく話し合った方が良いのかもしれないな。)
ユラン
(ユランはルーメン連合本部を後にする【プレイヤー】をじっと見つめる。)