シナリオクエスト

浮遊島管理者ビルブラト

シュガー
ああ、すばらしい才能ですね!
【プレイヤー】
ルールとは、こういうことだったんですね。修練の森でお互いに戦って勝つこと…
シュガー
ええ、それがこの修練の森のルールです。大陸を乱すデイモス教団、イリス様をはじめ人間達を狙う魔族と悪魔達…
シュガー
そのほかにも多くの脅威が溢れるこの世界を守るために、ジスカド様が作った空間です。
シュガー
これまでにもたくさんの戦士達が、この森で力を試してきました。ですが、冒険者さんは少し特別かもしれません。
シュガー
もしかしたら剣神と呼ばれるジスカド様のようになれるのやも。ふふ…
シュガー
超えなくてはならない壁もたくさん、そしてなにより運をも味方につける必要があります。
シュガー
シュガー
話しが長くなりましたね。イリス様について話そうと思ったのに…
【プレイヤー】
いえ、続けてください。
シュガー
私は魔法使い、神を信じる教団の人とは少し異なる立場にあります。ですので、イリス様に対して失礼な発言があるかもしれません。
シュガー
そこは予めご了承ください。
【プレイヤー】
はい、大丈夫です。
シュガー
理解していただきありがとうございます。では話を続けます。
シュガー
イリス様は神ではなく人間として生まれました…魔王を討伐した後、自分の選択が間違っていたことに気付きます。
シュガー
そして、イリス様はこの世界の歪みへと囚われ……イリス様を呼ぶ声に導かれてそこから解放されました。
シュガー
その後は冒険者さんもご存じの通り、セレス神殿でセレス様の力を得て女神となる資格を得ました。
シュガー
ですが、女神になるためには修練を続けなければなりません。その力を完全に自分のものにする必要があるのです。
【プレイヤー】
…シュガー様はイリスがどこにいたのかご存じなのですか?
シュガー
…あれ?私そんなこと言いましたか?…修練の森にいればいろんなことが起きますから、あまり気にしないでください。
【プレイヤー】
ここの空気は今も不思議な気が混じっていますが…本当に大丈夫ですか?
シュガー
私は大丈夫です。ですので引き続き修練を頑張ってください。あ、イリス様は浮遊島に向かいましたのでお会いできると思います。
シュガー
それと、ビルブラトによろしくお伝えください。
【プレイヤー】
はい…まあ、ではありがとうございました。
シュガー
(シュガーが浮遊島の奥に向かう【プレイヤー】の後ろ姿を見つめながらため息を吐く。)
シュガー
ふぅ、頻繁に来てしまってはだめと言ったじゃないですか。イリス様が心配とは言え、困りますよ。