シナリオクエスト

いざ突撃!

ウル
何者だ、お前は?
【プレイヤー】
私はあなたを助けるために来た冒険者…
ウル
イリス様が言っていたあの冒険者か。まあ、よい。お前の力はいらない。さっさと戻れ。
ウル
さもなければ切ってやろう。
【プレイヤー】
どういうことだ?聞き間違えなのか?
ウル
お前がいなくても俺一人で十分だってことだ。この前を見ればわかるだろ?俺を狙っていた敵が俺の剣に切り倒された…
ウル
(ウルが面倒くさそうな顔で【プレイヤー】の顔をじっと見つめる。)
ウル
まだ戻らないのか。イリスってやつもお前も似てるところがあるんだな。
ウル
お前はこう侮辱されても自分がやることをやらなければならないやつだ。
【プレイヤー】
黙れ。イリスを侮辱するな。
ウル
気に食わないな。だとしてここでお前と戦う必要はないだろう。どうせ俺が勝つだろうが、戦場でわざわざ戦う必要はないからな。
ウル
せっかくだからお前の実力を見せてみろ。敵を相手してアガシュラやつらの痕跡があるのか探してみろ。
【プレイヤー】
なぜあなたに従わなければならないのですか?
ウル
イリスに関する情報を持っていると考えたらそんなことは言えないだろうな。他の理由はいらない。俺を手伝え。
【プレイヤー】
脅迫か…
ウル
勝手に考えろ。さぁ、どうするんだ?
【プレイヤー】
【プレイヤー】
仕方ない。この中に行けばいいのか?敵を会ったらそのまま相手すればいいだろ?
ウル
ああ。よくわかってるじゃないか。後ろは俺に任せて前に進め。
ウル
ちゃんと見てるからな。

ベスカ
ベスカ
信じられないな。俺がこんな人間に崩れるなんて。言い訳はしない。殺せ、人間。こうして終わるのが皆のためだ。だから…
【プレイヤー】
その前に聞きたいことがある…
ベスカ
話す気はない。
【プレイヤー】
ルクスは魔界でも敵が多いのに、その中を解決せず出てきた理由はなんだ?
【プレイヤー】
ただこの世界の主になるために神となる少女を狙うだけなのか?軍団長だから何か知ってるだろ?だから…
ベスカ
【プレイヤー】
話す気はないようだな。いいだろう。聞くだけ聞いてみただけだ。おまえの処分は…
【プレイヤー】
だから私は、私は…ううう…
【プレイヤー】
(頭が痛い…)
ウル
待て、こいつの処分は俺に任せてくれ。
ベスカ
貴様はあの時俺と戦った…ウルと言ったか…
【プレイヤー】
ウル…
【プレイヤー】
(私は、私はあの時どうしてそうなってたんだ…)
ウル
(とりあえず後ろで休んでろ。アガシュラについては後でな。)
ウル
おい、白猫。お前の事情は聞いた。だから俺の話を聞け。
ウル
獣人だったお前らが自ら魔界に入ったのはまあそうだとしよう。お前は魔界でも珍しい種族である白獅子部族を存続させるためにルクスに降ったんだろ?それはいい選択だったのか?
ウル
あちこちで苦しまされたお前らが選べれる道はそれだけだったとは思うがな。
ウル
任務に失敗すれば白獅子部族の命はないとでも言われたんだろ?
ベスカ
…ああ、そうだ。
ウル
その様子だと、軍団内に同じ状況の奴らがいるようだが…そこで俺から提案だ。
ベスカ
…なんだ?
ウル
お前、俺の部下にならないか?
ウル
前回俺と戦った時俺が引いたのが気にならないのか?俺はお前の力を確認したかったんだ。
ウル
お前をはじめとする泊獅子一族。意外とお前らは使えそうでいろいろ考えてみたんだ。特にお前を利用したい。
ウル
お前の部下からの信頼はずいぶん高いようだな。
ウル
そこで取引だ。俺の部下になるなら、ルーメンにお前と、お前が命を懸けて守ろうとした白獅子族の居住権を与えよう。
ウル
だからお前は選ぶだけだ。
ベスカ
な、なにを言っているんだ?!
ウル
ウル
もう一度この地で生きるチャンスを与えよう。もう一度説明しよう。お前たち白獅子部族も助けてやろうと思ったんだ。いい話だと思うんだが?
【プレイヤー】
ウル、一体何を言ってるんだ?
ウル
お前は黙ってろ。これはこの猫と俺の話だ。
ウル
魔界で無意味に死んでいくよりここで未来を見た方がいいんじゃないか?
ベスカ