シナリオクエスト

オーロラの森へ!

フラリー
もしかして…アインスト様にお願いされていらした方ですか?冒険者…さん?
【プレイヤー】
そうです。フラリーさんが助けを求めていると聞いて、やって参りました。
フラリー
あぁ、本当にありがとうございます!見知らぬ私の頼みを聞いて、遠路はるばる来てくださるとは…。
【プレイヤー】
道が険しくてちょっと大変でしたが、そんな苦労が吹き飛ぶくらい素晴らしい場所ですね。
【プレイヤー】
なんだか落ち着くような…
フラリー
そうでしょう?オーロラの森こそこの世で最も平和な場所なんです。
【プレイヤー】
…いや、それとは少し違う…
フラリー
え?どういうことですか?
【プレイヤー】
(フラリーが何も知らない顔で見つめる。)
【プレイヤー】
な、なんでもないです。それで、私に頼みたいこととは何でしょう?
フラリー
あ、その、それが、だから…
フラリー
はい。「オーロラの森」は、[花の女王オーロラ]の力で創りだされた空間です。
フラリー
森の住民たちはこの森が永遠であることを望んで「オーロラの森」と呼ぶようになったんです。実は他の名前があまりにもひどすぎて…
フラリー
[オーロラ女王]は、生まれつき美しいものを好み、醜いものを軽蔑する性格です。
フラリー
性格も気位が高く、すべての存在を召使いのように扱ったり見下す傾向があったりしますが…
フラリー
ぶつかることがなければ大きく関係もありませんでした。実は女王に会うことはほぼないんですよ。
フラリー
ところが、突然どういう風の吹き回しか…歌を歌うようになったんです。
【プレイヤー】
歌に何か問題でもありますか?
フラリー
それが、その歌というのが恐ろしく下手くそなんです。しかも、問題はそればかりじゃありません。女王の喉が良すぎて…
フラリー
朝、夕、晩…四六時中森全体にキンキンと歌声が鳴り響くんです。森が揺れるくらいなんです。
フラリー
本人は気付いていないみたいです。歌い続けているんです…ふぅ、あの歌のせいでストレスが溜まって動くことすらできなくなってしまいました。
フラリー
とある住民たちは性格もおかしくなって…
フラリー
心優しいユニコーンは、眠れなくなってしまって神経衰弱になりました。
フラリー
神様は意地悪ですよね。オーロラ女王にどうして喉の才能だけを与えたんでしょうか?音色も与えてあげればよかったのに…
【プレイヤー】
(フラリーが怒っているようだ。)
フラリー
森の平和のためにも、[オーロラ女王]の歌を止めなければなりません。どうか助けてください!