【プレイヤー】
(ファルミラ、カルロネと共におかしな魔法陣があった洞窟内に戻った。)
カルロネ
あまり良くない力を感じますね。ファルミラ、早く出ま…
【プレイヤー】
(ファルミラは引き止めるカルロネを制して、何に憑りつかれたように魔法陣とおかしな物体の方に近付いていった。)
ファルミラ
カルロネ、これちょっと見てみてよ。この光彩…本当に素晴らしい。
ファルミラ
これは何か特別な力があるのは間違いない！カルロネ、私たちとんでもないものを発見しちゃったのかもしれない！
【プレイヤー】
(ファルミラは喜びの表情でぺちゃくちゃと騒ぎながら魔法陣の周りを歩き回っている。)
【プレイヤー】
(返事をしないカルロネは、なんだか気分が悪そうに見える。)
ファルミラ
【プレイヤー】！カルロネ！そんなに遠くいないで、こっちに来てもっとよく見て。ここのこの細工、本当に素晴らしいんだから～
【プレイヤー】
(ファルミラに促され、魔法陣に近付いてみた。)
【プレイヤー】
(真ん中に浮いているワンドは、ファルミラの言葉通りたしかに美しいが……。)
【プレイヤー】
(……なぜか背筋が寒くなるような力が感じられる。)
【プレイヤー】
(しばらくワンドに見とれている間、ずっと喚いていたファルミラの声が聞こえないことに気付いた。)
【プレイヤー】
(モンスターの襲撃かと思ったが、周囲には何もいない。)
【プレイヤー】
(魔法陣のせいかもしれない。壊してしまおうかと思い武器を手に取った瞬間、背後からファルミラを抱えるカルロネが言った。)
カルロネ
無駄な真似はお止めなさい。それは容易く手をかけられる物ではありません。